✍ 古家あきら | 2026-07-05 更新
インボイスの登録番号(Tの13桁)から会社名を逆引きする方法 — 無料でできます

「取引先から届いた請求書に、Tから始まる番号が書いてあるけど、これって何の番号?」「会社名しか知らないけど、この会社の登録番号を調べたい」——インボイス制度が始まって、こんな相談が地味に増えました。
しょくばログという会社データベースを運営していると、この手の「T番号↔会社名」の逆引きを毎日のようにやります。慣れると1分で終わる作業ですが、知らないと"どこで調べるんだ?"で30分溶けるやつなので、まとめておきます。
先に結論。T番号は「T + 法人番号13桁」なので、番号↔会社名は両方向とも無料で調べられます。国税庁の公表サイトが本家、しょくばログなら1画面で完結します。
大前提:T番号の正体は「T+法人番号」
これを知っているかどうかが全てです。
適格請求書発行事業者の登録番号(T番号)は、法人の場合、Tの直後に法人番号13桁がそのまま入っています。つまり、
- 番号:`T1234567890123`
- 法人番号:`1234567890123`
Tを外せば、それがその会社の法人番号。逆に、会社の法人番号がわかっていれば、頭にTを付けるだけで登録番号になる(=課税事業者として登録されていれば)。
だから、T番号と会社名は互いに変換できる関係です。あとはどのサイトで引くか、だけの話。詳しい背景は法人番号とは?にまとめました。
番号から会社名(=逆引き)を調べる方法
請求書のT番号を渡されて、「この番号どこの会社?」を知りたいパターン。
方法1:国税庁「適格請求書発行事業者公表サイト」
いちばん確実で本家です。T番号をそのまま検索欄に打つと、その番号の会社の名称・本店所在地・登録年月日が出ます。無料・ログイン不要。
- サイト名:国税庁 適格請求書発行事業者公表サイト
- 入力:Tを含めた13桁全部でOK(例:`T1234567890123`)
- 出す情報:法人名・本店所在地・登録年月日・登録取消の履歴
このサイトの唯一の弱みは、番号から会社名は出るけど、その会社の求人・評判・従業員数・沿革などの周辺情報までは出ないこと。もう一段深く知りたい時は次の方法へ。
方法2:しょくばログで会社を直接開く
Tを外した13桁の法人番号を、しょくばログの会社検索に打つと、その会社の1ページに一発で飛べます。法人番号・会社概要・所在地・業種・従業員数・求人・クチコミが全部同じページで見られる。
これは自社サービスの宣伝ですが、実用上は取引前の与信チェックまでその流れでできるのが便利ポイントです。B2Bで「新規取引先から届いた請求書のT番号が本当にその会社のものか」を確認したい時に速い。会社の実在確認は会社が実在するか確認する方法へ。

会社名から番号を調べる方法
逆パターン。「取引先の会社名は分かるけど、請求書のT番号を知りたい」場合。
流れはこう。
1. 国税庁 法人番号公表サイトで会社名を検索→法人番号13桁を確認する(同名の別会社に注意) 2. その番号の頭にTを付ける→それが登録番号(=適格請求書発行事業者として登録されていれば) 3. 念のため適格請求書発行事業者公表サイトでTを含む番号を打って登録されているか確認
会社名から法人番号を引く詳しい手順は会社名から法人番号を調べる方法に別記事でまとめています。同名の会社を所在地で見分けるのが唯一のコツ。
引くときの落とし穴
実務でハマりがちなポイントを共有します。
- 免税事業者は登録されていない。法人番号は全法人に付いているけど、T番号は「適格請求書発行事業者として登録した会社」だけに発行される。会社名で法人番号は引けても、Tから公表サイトで引くと「該当なし」=免税事業者、というケースがある
- 登録取消済みの場合もある。過去に登録していたが今は外している会社。公表サイトで「取消日」が表示される
- 個人事業主のT番号は法人番号じゃない。個人事業主は法人番号を持たないので、T番号は別体系(Tの後13桁ではあるが、法人番号との一致関係はない)
- T番号は公開情報なので、社内で共有しても契約書に載せても問題ない
会社名でしょくばログで検索するとどうなるか
宣伝を挟みますが、会社名で検索すると、次のことが一画面で分かります。
- 法人番号13桁(そのままTを付ければ登録番号の照会にも使える)
- 会社概要・本店所在地・業種(日本標準産業分類)
- 従業員数・沿革(gBizINFOと連動)
- 募集中の求人・社員/応募者のクチコミ
- 外部の評判サイト(Google・OpenWork・転職会議など)への横断リンク
つまり「T番号↔会社名の変換」だけじゃなく、その会社が信頼できる取引相手かの周辺情報まで、一度で確認できる構成です。取引前の下調べを1画面で終わらせたい時に便利です。
よくある質問
T番号のTには意味がある?
Tabbreviation for Tax(税)の頭文字と説明されています。ただ実務では「T付きの13桁」というルール以上の意味を意識する必要はありません。
T番号の桁数を教えてください
Tを除いて13桁の数字です。頭のTを含めれば全体で14文字。法人の場合、この13桁は法人番号と一致します。
T番号が「T+13桁」じゃないこともある?
法人の場合は必ず「T+法人番号13桁」です。個人事業主の場合は、法人番号を持たないので、Tの後の13桁は法人番号と一致しない独自の番号になります。
T番号を検索しても出てこない会社があります
いくつか原因が考えられます。①免税事業者で登録していない、②以前は登録していたが登録取消した、③番号の入力ミス(全角と半角、Tの後のスペース混入など)。国税庁の公表サイトで正式表記でもう一度検索してみてください。
適格請求書発行事業者に登録されているかを一括で確認したい
国税庁の公表サイトはWeb-APIでも公開されています。取引先が数十社〜数百社ある場合は、法人番号のリストをAPIに投げて登録有無を確認するのが実務的です。技術者に相談してください。
まとめ
インボイスのT番号は「T + 法人番号13桁」。この関係を知っていれば、番号→会社名も、会社名→番号も、両方向とも無料で調べられます。本家は国税庁の公表サイト、周辺情報まで一度に見たいならしょくばログの1社1ページが早い、と使い分けるのがおすすめです。
しょくばログは全国の会社を1社1ページにまとめていて、法人番号・会社情報・求人・クチコミ・外部評判リンクまで1画面で確認できます。取引先や応募先の裏取りに使ってみてください。会社名で検索 または 業種・エリア から探せます。
※本記事は一般的な情報です。制度の詳細は国税庁の公式情報をご確認ください。